活動事例

立川労連の活動事例

1.学習・交流

 「働き方改革」が叫ばれていますが、「働かされる側」の私たちから見た現状の問題点はどこにあり、どう変えるべきか? が重要です。立川労連では、加盟の全組合が参加する定期大会と評議員会を年に各一回開催します。また賃金・労働時間の実態把握と交流、働く人を守る労働基準法や社会保障などについて、夏と冬に年2回の学習会を行っています。

 夏の学習会後には飲食を伴う納涼交流会、冬の学習会後には「旗開き」を開催して、みんなで楽しく交流し団結を深めています。多種・多様な業種・業界から参加する仲間の報告や会話の中から、問題解決に役立つヒントを発見できるかも知れません。


2.争議支援

 労働条件の改善や権利を守るための正当な組合運動に対し、これを嫌悪し排除しようとする使用者から、様々な嫌がらせや差別を受けながら闘っている労働組合・労働者が存在しています。私たちはこうした争議を全面的に支援し、勝利的解決のためのビラ配布や事業所要請、裁判傍聴などにも積極的に参加しています。

 これまでも、日産自動車・日立製作所・石播重工などの大企業内でまともな組合運動を進めた労働者(労働組合)の、会社から受けた賃金・処遇の差別や不当な処分の撤回・中止を求める争議を支援し、その解決に貢献してきました。

 現在は、2010年末に「経営危機」を口実に大量整理解雇が行われたJAL(日本航空)で、パイロットと客室乗務員の165名が解雇撤回を求めている争議で、被解雇者の皆さんと毎月29日に立川駅での宣伝行動をしています。その他にも、京王電鉄グループでの労働条件切り下げの「合理化」に反対し、新たな労働組合を立ち上げ闘い続けている建交労京王新労組への差別撤回を求める裁判などの争議、私学の鶴川高校で組合員である教師に不当処分を乱発して、長年に亘り組合つぶしに狂奔する理事者と闘い続ける、私教連鶴川高校教職員組合の裁判や労働委員会での争議などを支援しています。

3.地域での共同

 労働者の暮らしを左右する雇用・労働条件と権利は、時々の社会状況や政治の動きなどに影響を受け、労働者・労働組合単独の力や運動だけでは解決できない課題がたくさんあります。立川労連と地域ユニオンは、他の労働組合や労働団体、また地域の民主的な市民団体とも一致できる要求や課題で、共同してより大きな運動にすることを目ざしています。

 国立・立川・昭島の3市の中では、東京土建多摩西部支部と一緒に立川地域共同行動連絡会を作り、30年以上に亘って「立川地域怒りの総行動」などの活動を続けてきました。

とりわけ、米軍橫田基地に隣接する地で働く私たちにとって、平和と憲法の問題などは大変重要なテーマであると考えています。平和憲法を守り生かす立川連絡会での活動を初めとして、3市の中での平和・憲法での様々な取り組みに参加しています。